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先着順のチケット購入

私はよくプロバスケリーグの試合観戦に行きます。試合を見るためには、事前に指定席を取らなければなりません。
しかも、その指定席は先着順。だからこそ、チケット販売日になるとスマホの前で全神経を集中させるのです。
販売開始直前。私は画面を前に「さあ、どの席にしよう!」と胸を高鳴らせています。コート横の迫力ある席か、それとも全体を見渡せる上段席か。想像するだけで気持ちが躍ります。飽き性の私にとって、この選ぶ時間こそがすでに勝負なのです。
欲張り心

チケット購入時は「やっぱり選手の表情が間近で見える席がいいかな…」と決めかけた瞬間、今度は「いや、この角度からのシュートシーンも迫力あるよなぁ」という別の席が急浮上してきます。
新しい発見に出会うとすぐに興味を持ってしまうのが、飽き性の性格です。だからこそ、決断が優柔不断になってしまいます。
その間にも、画面に表示される残席数はじわじわと減っていきます。私はその数字を見て、心臓がドキドキしながら焦りを感じます。それでも、「もっといい席があるかも」という気持ちが勝ってしまうのです。
複数選択肢は優柔不断に

ついに「これだ!」と決心し、購入ボタンを押した瞬間、画面に表示されるのは「この席はすでに売り切れました」の無情な文字。
慌てて別の席を選び直そうとしても、すでに選択肢はほとんど残っていません。結果、最初から候補にも入れていなかった席に座ることになりました。席自体は悪くありませんでしたが、「もっと早く決めていれば…」という悔しさは、試合後も心に残りました。
特に友人と一緒に行く場合は、「せっかくならもっといい席で見せてあげたい」「試合中に楽しんでもらいたい」という熱意がさらに強くなります。事前に席の候補を決めていたとしても、実際の選択画面になると、またあれこれ考えてしまうのです。
事前準備を怠らない

この経験から学んだのは、飽き性だからこそ選択肢を広げすぎるとタイムリミットに負けるということです。そこで私は、自分なりのルールを作りました。それは「事前に最有力候補の席と値段を決めておく」ことです。
このルールを守るようになってからは、選択時間が大幅に短くなり、結果的に満足度の高い決断ができるようになりました。
飽き性は、新しい魅力のあるものを見つけるとすぐに興味を抱いてしまう性格です。その強みを活かすためには、あえて選択肢を狭めておくことが、後悔のない決断への近道なのです。
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