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終わりに

体験記として『飽き性は才能でした。』を書くことを決めた理由は、2つあります。
1つ目は、私自身にも飽き性で悩んでいた時期があり、同じ思いをしている人を救いたいと思ったからです。
本書の中でも何度も書いてきましたが、「飽き性なんだ」と話すと「悪い癖だね」「短所じゃん!」と言われることが多く、この性格はダメなんだと感じる場面がたくさんありました。
しかし、実際にはいろんな挑戦を繰り返してきた中で「飽き性だからこそできたこと」の方が多かったのです。挑戦して飽きて、また挑戦してを繰り返す中で手に入れた「夢中になれる時間」は、私にとって本当に大切な時間になりました。
飽き性で「何も続かない」と思うのは、今日で終わりにしませんか? 続かないというのは「自分に合わなかった」と整理すればいいのです。もし、もう一度やりたいと思えばまた始めればいいのです。挑戦した時点で成功です。挑戦せずに立ち止まってしまうことこそ、大きな失敗だと思います。
飽き性を長所や才能だと捉えられるようになれば、必ず将来は明るくなります。私はこの方法で、たくさんの挑戦と成功体験を積むことができました。また、生まれてから身についた性格を根本から変えるのは、とても難しいことです。だからこそ、飽き性を短所と思い込むのはやめるべきだと私は考えています。ぜひ、飽き性に悩むのは今日で終わりにしましょう。
2つ目は、自分が飽き性を才能にできた理由を言葉として整理したいと思ったからです。
これが、本書を書く上で最も重要視していた部分でした。
なぜ飽き性を才能と思えたのか、どう向き合ってきたのか、なぜ継続できたのか、これらを自分の中でも整理できていませんでした。ところが、書き進めるうちに少しずつ言語化できるようになり、自分の個性を確立できただけでなく、考えるときの軸もぶれなくなったのです。1話1話書くたびに、「飽き性は才能だ」という実感が深まっていきました。
この体験記を書けたことは、私にとって大きな成果になったと思います。これからも飽き性と向き合い、さらにそれを才能へと育てていきます。
私が掲げている「ぺいらいふ」という言葉には、「お金を払ってでもやりたいことに出会い、夢中・没頭できる人生を送る」という意味を込めています。
私と一緒に、挑戦し続けられるマインドをもち、飽きない人生を作っていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!
ぺいらいふ
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