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つまらない時間が嫌い

私は時間を無駄にするのがとにかく嫌いです。
講義中でも、興味のない話を聞いている時間がもったいなくて、今日やりたいことをノートに書き込んでみたり、その授業の課題をその時間にやって見たり、有意義な時間にしたいという思いが強かったです。
友人からは「いつも授業聞いてる?」と言われたこともありましたが、私の中ではそれは飽きっぽさというよりも、「飽きるくらいなら別のことに時間を使いたい」という強い思いだったと感じています。
ぼんやりと過ごす時間が苦痛で、「この時間に、もっと面白いことができたのでは?」と後悔することが多々あります。
社会人になって分かったこと

社会人になってから気づいたことがあります。
飽き性な人は、飽きると思う時間、つまらないと思う時間を避ける特徴があると思います。同僚との立ち話でも「この時間、本当に意味ある?早く帰りたいんだが。」と思うことがあります。また、この会議必要だったのかと思うことも多々あります。
集中できないもの、つまらないと思ってしまうことに長く時間を割けないのは、時間の有限さを敏感に感じているからです。
飽き性な人ほど、「今、自分が何に時間を使っているか」にとても厳しいのです。
人に合わせても、飽きるだけ。

昔の私は、「人に合わせる」ことに気をとても気にしていました。今日つまらないから、遊びに行くか、嫌われたくないから合わせるかなど、自分の時間を大切にしていませんでした。
しかし、気分の乗らないことや相性が悪い人と関わっていたって結局その時間は飽きがきます。
段々、「飽きたって感じるのは、自分にとってその時間の価値が薄れているってことじゃないか?」と思うようになってきました。
そこから、興味が薄れたものをどんどん手放し、心から楽しめることに時間を注ぐようにしました。すると不思議と、毎日が濃くなったように感じたんです。
飽きたを意識することで、価値ある時間を選び抜けるようになって行きました。
飽き性こそ時間を大事に!

「飽きっぽい」というのは、言い換えれば「時間を大切にしている」ということです。
好きでもないものにダラダラ時間を使わず、自分の心が動くことに時間を使いたいという欲求があるそんな人が飽き性なのです。私は、飽き性だからこそ「時間をどう使うか」をいつも考え、試行錯誤しながら過ごしてきました。
そのおかげで、自分にとって大切な人、大切な場所、大切な挑戦を選べていると実感しています。もし、あなたが「飽きっぽくてダメだ」と思っているなら、自信を持ってください。
それは、「限られた時間を、自分のために最大限使いたい」という、あなたの生き方に胸を張っていきましょう!
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