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小学生時代から推している女優

飽き性な私が、なぜかずっと応援し続けている女優さんがいます。
その人の名前は、多部未華子さんです。初めて出会ったのは、小学生のころに見たドラマ「山田太郎ものがたり」でした。当時の私は、テレビの中で生き生きと演じる彼女に一瞬で引き込まれ、それ以来ずっと応援し続けています。
新しいものにすぐ目移りしてしまう私ですが、多部未華子さんの魅力に魅了されていました。気がつけば、彼女の出るドラマや映画をチェックすることが日常の一部になっています。
ハマるは面白い。

多部さんは舞台や映画、バラエティ番組などで大活躍しており、テレビで見かけない日はありませんでした。忙しい日々の中でも、「多部未華子さんの最新出演情報はないかな?」と調べるのが習慣になり、次第に「会ってみたい」という気持ちが強くなっていきました。
そんな中、「シブヤデマタアイマショウ」という舞台が開かれることを知ります。気づいたらチケットを即決していました。購入できた瞬間は、本当に嬉しくて、当日までワクワクでいっぱいだったのを覚えています。
飽き性な私ですが、一度ハマると、とことん推したいと思ってしまいます。好奇心が強い分、もっと深く知りたくなる。その気持ちが、行動力を後押ししてくれます。
楽しみがあるは人生が変わる。

2020年、私が社会人になった年はコロナ禍の真っ只中でした。舞台やイベントは次々と中止になり、推し活どころではありません。仕事と家の往復だけの生活が続き、おうち時間も増え、「なんか毎日同じでつまらないな」と感じる日々が続きました。
そんな私にとって、2023年の舞台決定はまさに光でした。チケットを購入したあと、気持ちが前向きになり、毎日を楽しめるようになったのです。やはり、楽しみがあるかないかで、生活の質は驚くほど変わるのだと実感しました。
舞台当日は、家から少し遠い渋谷まで足を運びましたが、移動中の電車の中でさえワクワクが止まりませんでした。「やっと会える」その気持ちで胸がいっぱいだったのを、今でも鮮明に覚えています。
夢中になれる瞬間

そしてついに、多部未華子さんが舞台に登場。10年以上も応援してきた推しが、目の前にいます。言葉では言い表せない感動で、鳥肌が立ちました。
演技力、美しさ、ユーモア…どれをとっても唯一無二。舞台が終わる頃には、「応援してきて本当によかった」と心から思っていました。
私は、普段は何をやっても長続きしないタイプです。でも、好きなもの、興味があるものには全力で飛び込める。それが、飽き性の強みだと気づきました。
想像してみてください。目の前に好きなものが現れたとき、「なんとしてでも手に入れたい」と思いますよね?その気持ちこそが、飽き性にとって大切な価値なのだと思います。
飽き性で悩むこともありますが、私はこの性格のおかげで、こんなに素敵な時間を過ごすことができました。これからも好きを大切にしながら、わくわくする毎日を歩んでいきたいです。
次回に続く→第10話(準備中)
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