飽きない人生の作り方 PR

飽き性が長所と言える体験5:東北を電車で一周した話。

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青春18きっぷとの出会い。

大学2年生の夏休み。1人暮らしをしていた私は、長く続く休みの中で、何をするでもなく「暇だなあ」と毎日のように考えていました。でも、何か物足りない。何か新しいことをしてみたい。そんな気持ちが心の中に毎日ありました。

そんなある日、なんとなくネットを見ていたときに、ふと目に留まったのが「青春18きっぷ」の存在です。全国のJR普通列車が乗り放題。しかも、5日分使えて使い方次第ではどこまでも行けるなんて、これは面白そうだ。そう思った瞬間、「東北地方を4泊5日で一周してみよう」と、頭の中で一気に計画が動き始めていました。

これこそ、興味を持ったら即行動する飽き性の好奇心が発揮された瞬間だったのだと思います。

初めての土地へ

旅のルートは、山形県からスタートし、秋田、青森、岩手、宮城、そして福島へと巡るものでした。私は当時、福島県以外の東北地方には一度も行ったことがなく、未知の土地を訪れるというだけで胸が高鳴りました。

新しい場所に行くと、自然と「やってみたいこと」や「行ってみたい場所」が次々に浮かびます。ガイドブックやSNSで見かけた景色、おすすめされたご当地グルメ、ローカル線の車窓風景。

それらが全部、自分の中で「次はここに行きたい」というモチベーションになっていくのです。そのワクワク感に正直になること。それが飽き性の私にはとても心地よく、大切な感覚でもありました。

常に刺激が得られた旅行

この旅行では、毎日違う景色、違う人、違う空気に触れながら電車で移動していました。不思議と飽きる感覚は一切ありませんでした。むしろ、普段なら苦痛に感じる乗り換えの待ち時間さえ、新しい土地での“発見のチャンス”に変わったのです。

「この駅の近くには何があるんだろう?」「少し歩いたら名物があるかも?」そんな気持ちが自然と湧き上がってきました。

新しいことに挑戦している時間は、飽き性にとって特別な価値を持っていると改めて感じました。頭がフル回転し、五感が刺激され、心がずっと躍っているような感覚。これは家の中では決して得られないものでした。

飽き性だから得られた好奇心

5日間の旅を経て、最終目的地である福島県・会津若松駅に到着。ついに東北地方の一周を達成しました。地図でルートをなぞったとき、自分の足でこれだけの距離を巡ったのかと感動したのを今でも覚えています。

思えば、あのまま家でゴロゴロしていたら、きっと何も思い出に残らない夏だったはずです。ですが、この旅のおかげで、私は自分の中にある好奇心を再発見し、飽き性の魅力に気づくことができました。

思い切って行動してみることで、こんなにも充実感が得られるのかと実感しました。

中でも一番の思い出は、宮城県で食べた「漬け丼」です。SNSでも話題になっていたこの一皿を味わうことは、旅の目的のひとつでもありました。好奇心が私を動かし、辿り着いた先で出会ったあの味は、何よりも旅の記憶として心に残っています。

この旅行は、大学生にとっては少し大きな出費でしたが、心から「行ってよかった」と思っています。やりたいと感じたときに、やりたいことをやる。それが、一番楽しくて後悔のない生き方だと、私は思います。

だからこそ、飽き性の人にこそ言いたいのです。興味を持ったことには、ぜひ思いっきり飛び込んでみてください。きっと、あなたの中のワクワクが、新しい景色を連れてきてくれます。

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